遠くからでも誰だか判る貴方の紅い髪
紅と黒の色合いがとても良く似合う
そして貴方の周りは何時も笑顔がたえない
貴方は誰にでも優しくて誰からも好かれてる

だって貴方の地位は副隊長
そんな貴方が好き
でも貴方は私の気持ちなんか知らない
そして今日も何も知らない貴方は私に優しい言葉という凶器を向けてくる











*私にとっての凶器

















「おーい、

「ん?なぁに恋次」
「ほら、見てみろよ!!」
ずいっと私の前に出された茶色い紙袋。
甘い匂いがぷんぷん漂ってくる。

(胃が痛い)

何処か有名な和菓子屋の紙袋だ。
私は眉間に皺を少し寄せた。

「何?嫌がらせ?」
「ぶっ。冗談だよ。そんな嫌そうな顔すんじゃねぇよ」
はははっと嬉しそうに笑う恋次。

恋次は私が嫌いな小倉あんこが大が付くほど好きだ。
「まぁ、聞け。限定の鯛焼きだ。毎日通ったかいがあるゼ。」

「・・・。」

「ん?なんだぁ。欲しいって言ってもやんねぇぞ。」
私が恋次の顔を見ていたら変な事を言ってきた。

「嫌いなモノを欲しいって言う人なんかいるの?」
無表情で冷ややかに放った言葉。

「・・・。何かあったのか?」
恋次の顔から笑みが消えて真面目な顔。
「何?突然。」
少し笑う。

「いや。何も無いなら別に良いや。無理すんなよ!!」
それだけ言って私の前から消えた恋次。











ほぉら。今日も私に凶器を向けてきた。
傍から見れば上司と部下の他愛のない会話。
それでも私のココロを傷つけるのには充分過ぎる。
誰にでも優しく接する貴方。
それを見る度に私のキモチは酷く波打つ。


ただ、その笑顔を私だけに向けて欲しくて。
ただ、その優しさを私だけに注いで欲しくて。

貴方の全てで私を包んで欲しくて。
それは私の我が儘なの?
それとも違う何かなの?



〜終〜

あとがき
初めて夢というのを書きました。
むっちゃ短いですね(笑)
しかも名前変換大変でした;